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漢方療法とは、病人の訴える症状を こと細かに聞き、更に顔色や舌の状 態等を参考にして、原典に記載してあ る処方をえらび調剤するものです。 従って、病人の個人差によって夫々 独自の漢方薬を与えることとなります。
例えぱ、風邪薬でも胃腸薬でも、その 人その人により、又同じ人でも症状の 変化に応じ、薬が違ってまいります。 それ故、一つの病名に対して、種々の
処方が用意されております。
漢方薬は、多数の生薬(主に薬草) を配合して、一つの処方としています。 この合理的配合による相乗相殺作用が、 すぱらしい効き目を現わし、且つ副作
用を少なくするのです。そして、症状 に最も適合した処方を選び出す事が、 絶対不可欠な漢方技術です。
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漢方薬は、対症療法ではなく自然治 癒力を最大限に働かせ、病因臓器の機 能改善を主体とした根本療法であり、 更に全身的影響を考えて、副作用の おきぬように数種の生薬を配合してあ
ります。このことが、長年の慢性病に も驚くほどの効果を現わす理由です。
例えぱ、慢性便秘を治すに当り、単 に下剤で下すだけでは一時的で、時に 習慣性に陥りがちです。漢方では、慢 性便秘(下痢も同じこと)は、消化器 管の機能衰退・弛緩によるものと考え、 薬の作用で体を芯から温め、血行をよ くし、胃腸の活力を回復し、自然排便 を起すようにして、症状の根本治療を いたします。
このように、どの病気に対しても、 これに準じた考えのもとに、治療方針 をたてております。特にこの体を温め るということは、漢方薬独特の作用で、 これが色々の慢性病、例えば、胃腸病 や血の道、神経痛に、スバラシイ効きめ を発揮する源になります。
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