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どくだみ満開

月曜日, 5月 28th, 2012

どくだみ群生当薬局の駐車場の北側に「どくだみの花」が満開になっています。
白い花が満開のときが採集に最適なときです。

根から引き抜いて10株ほどを束ねて軒先など日陰で風通しのよいところにぶらさげて乾燥させます。
炎天下に置くと真っ黒になって使い物になりませんから必ず影干しにしてください。

「どくだみ」と表示されているものは食品になりますから効能効果は書いてありません。
「じゅうやく」という名前で販売されると医薬品となります。
効能効果は「便秘、尿量減少、便秘にともなう吹出物」と表示されます。
昔から、名前のとおり「毒出し」ということで、ニキビなど化膿症にとても効果があるものです。
また、血液を浄化する効果もあるということで色々な成人病などに健康茶として愛用されます。

どくだみ(じゅうやく)を購入する場合は、できましたら日本産を購入しましょう。
中国産に比較すると品質的にすぐれています。

自分で採集して上手に乾燥したものが一番品質的には最高になるでしょう。
梅雨時ですので、カビなど生え易いのできれに乾燥してから、保存しましょう。

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どくだみ

火曜日, 6月 7th, 2011

毎年梅雨時になると家の北側の日陰に、白い可憐な花を咲かせるのが「どくだみ」です。
民間薬草としても有名で、白い花が咲くころに採集して、軒先などの直射日光の当たらない所につるして陰干しします。
直射日光に当てると葉が黒く変色して使い物になりません。
「どくだみ」は「十薬(じゅうやく)」とも言われます。
十通り、すなわち色々な薬効を持つ薬草ということでその名がつけられました。
また「どくだみ」の名前から毒出しとか言われ、できものなど化膿性の疾患に愛用されてきました。
生の葉は、すこし火であぶって軟らかくして丸めて鼻の穴にしばらく差し込んでおくと、蓄膿症などでは、排膿作用によって膿が鼻汁とともに排出されます。
ただし、生のどくだみは独特の強い臭いがあります。
十分に乾燥した葉なら、その臭いは少なく、薄く煎じてお茶かわりに服用するか、より薬効を強くするなら、とろ火で30-40分煮つめたものを服用すると良いでしょう。
にきびなら、どくだみとハトムギを混ぜて煎じたものを服用していくと新しいニキビができにくくなります。

最近では、どこにでも「どくだみ茶」として販売されていますが、是非日本産のものを使用してください。
中国産では、香りなども悪く、価格は安いのですが、日本産にはかないません。
もともと「どくだみ」は日本で愛用されてきた民間薬草ですので日本産が一番です。


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