どくだみ
火曜日, 6月 7th, 2011
毎年梅雨時になると家の北側の日陰に、白い可憐な花を咲かせるのが「どくだみ」です。
民間薬草としても有名で、白い花が咲くころに採集して、軒先などの直射日光の当たらない所につるして陰干しします。
直射日光に当てると葉が黒く変色して使い物になりません。
「どくだみ」は「十薬(じゅうやく)」とも言われます。
十通り、すなわち色々な薬効を持つ薬草ということでその名がつけられました。
また「どくだみ」の名前から毒出しとか言われ、できものなど化膿性の疾患に愛用されてきました。
生の葉は、すこし火であぶって軟らかくして丸めて鼻の穴にしばらく差し込んでおくと、蓄膿症などでは、排膿作用によって膿が鼻汁とともに排出されます。
ただし、生のどくだみは独特の強い臭いがあります。
十分に乾燥した葉なら、その臭いは少なく、薄く煎じてお茶かわりに服用するか、より薬効を強くするなら、とろ火で30-40分煮つめたものを服用すると良いでしょう。
にきびなら、どくだみとハトムギを混ぜて煎じたものを服用していくと新しいニキビができにくくなります。
最近では、どこにでも「どくだみ茶」として販売されていますが、是非日本産のものを使用してください。
中国産では、香りなども悪く、価格は安いのですが、日本産にはかないません。
もともと「どくだみ」は日本で愛用されてきた民間薬草ですので日本産が一番です。