皇漢堂BLOG

尾張一宮の老舗・漢方薬局・鍼灸院

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Archive for the ‘病気’ Category

健康美容鍼灸のご案内

月曜日, 5月 18th, 2015

健康美容鍼灸の案内ページができました。
http://koukando.co.jp/pc/sinkyu/sinkyu-biyo.html
以上のサイトになります。

あなたも、美容鍼灸で健康美人を目指しませんか?

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日本東洋医学会学術総会に参加して

月曜日, 7月 2nd, 2012

6月29日より7月1日まで京都で開催された日本東洋医学会学術総会に参加してきました。
そのために臨時休業していましたので、来店された方々にはご迷惑おかけしました。

このような学会が年に数回ありますが、学術的な情報を得ることもひとつですが、
もうひとつ大事な役目があります。
全国の漢方を愛する先生方とお会いし交流することです。
新しくお知り合いになった先生方との交流と、数年ぶりにお会いして懐かしく交流した先生方など、
同じ漢方の世界にいることで、共鳴し刺激しあうことで、また翌日からの患者さんへの応対により一層の思いが伝えられることになれば幸いです。

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どくだみ満開

月曜日, 5月 28th, 2012

どくだみ群生当薬局の駐車場の北側に「どくだみの花」が満開になっています。
白い花が満開のときが採集に最適なときです。

根から引き抜いて10株ほどを束ねて軒先など日陰で風通しのよいところにぶらさげて乾燥させます。
炎天下に置くと真っ黒になって使い物になりませんから必ず影干しにしてください。

「どくだみ」と表示されているものは食品になりますから効能効果は書いてありません。
「じゅうやく」という名前で販売されると医薬品となります。
効能効果は「便秘、尿量減少、便秘にともなう吹出物」と表示されます。
昔から、名前のとおり「毒出し」ということで、ニキビなど化膿症にとても効果があるものです。
また、血液を浄化する効果もあるということで色々な成人病などに健康茶として愛用されます。

どくだみ(じゅうやく)を購入する場合は、できましたら日本産を購入しましょう。
中国産に比較すると品質的にすぐれています。

自分で採集して上手に乾燥したものが一番品質的には最高になるでしょう。
梅雨時ですので、カビなど生え易いのできれに乾燥してから、保存しましょう。

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ゲンノショウコ

月曜日, 9月 12th, 2011


昨日は、毎月恒例の東海漢方協議会の講師をするために名城大学薬学部に出かけました。
残暑厳しくて八事から大学までのだらだら上りの坂道で大汗をかいてしまいました。

いつも大学の入り口に植えてある薬用植物を見るのが楽しみで、
今日はどんな植物の花が咲いているだろと見ましたら、
「ゲンノショウコ」の赤い小さな花が一輪咲いていました。

「ゲンノショウコ」は漢方薬の原料には使われなくて日本古来からの民間薬草として愛用されるものです。

「現の証拠」と漢字で書くように、昔の人は、その効能に「なるほど現の証拠」と手を打ったほどというところから来ています。
実際の効能としては、お腹に良く効く薬草で有名です。
濃く煎じた液は下痢止めにとても良く効きます。
また逆に薄く煎じると便通を良くする方に効くのです。
私のところでは、便秘の人が下剤だけでは、どんどん癖になってでなくなる人に、
下剤のセンナとともに、ゲンノショウコとハブ茶をいっしょに煎じることで下剤の副作用を防いでくれるとして愛用される人が多いです。

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おなかが大切

水曜日, 6月 29th, 2011

各地で猛暑、酷暑のニュースが聞かれるころになりました。昨年の酷暑がまた今年もあるのでしょうか?
夏場というのは、漢方では「蕃秀(ばんしゅう)」と言いまして、「天地万物、華(はな)咲き実る」という時期と言われます。
人間においても、一年で一番活動的でエネルギーをどんどん消費する時期です。
ですから、適度に運動し汗をかいて発散するのが夏の季節の正しい養生ということになります。
夏場に辛いものを食べるのは、食欲を増進させることと汗をかきやすくするためということになります。
その時に、暑いからといって、クーラーの中ばかりにいて、冷たいものばかり食べていると、十分なエネルギーの発散が阻害されて悪者が体内に滞ってしまいます。
一つは熱が停滞する場合で、体表で停滞すると色々な皮膚病になります。
たとえばアセモ。アセモには昔から桃の葉を煎じた汁で身体を洗うとアセモを予防できると言われてきました。
紫雲膏(しうんこう)という花岡青洲の作った軟膏も良いでしょう。
胸に停滞すると咳になり、微熱が続くことになります。こんな時には胸の熱を冷ます苦味のある生薬の配合された漢方処方が良いでしょう。
例えば柴陥湯(さいかんとう)などです。

もう一つは、逆に冷えが停滞する場合で、特に冷え腹と言われるものです。
夏場は、熱が外に発散することと、水分や冷たいものを食べすぎることで胃腸が冷えやすい状態になります。
だから昔からお腹だけは冷やさないように子供たちには腹巻をさせることがお母さんの知恵でした。
今はそんなことしなくなりましたね。夏場は暑いけどお腹だけは冷やさないことが大切です。
もし冷え腹で下痢やおう吐などになったなら、お腹を温めるような乾燥した生姜や朝鮮人参の配合された人参湯(にんじんとう)が良いでしょう。
もし、お腹は冷えているけど、口が渇いて、飲むと下痢やおう吐になる場合は五苓散(ごれいさん)が良いでしょう。
ただ、症状によってぴったりの処方を選ぶためには、漢方薬局でよく相談して服用することが大切です。

また、これだけの酷暑になると、発散しすぎも注意しないといけません。
特に老人や小児は脱水症状になりやすいので、程度な水分の補給が大切です。
できればすぐに小便になってしまうお茶でなくて、すこし塩分の含まれたものが望まれます。
そのときに、身体の体液の保持に役立つ生薬の入った漢方薬を服用して予防することもできます。
麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)などが使用されます。

どちらにしても、これだけ暑さが異常になると、体力消耗が激しくなります。体力を維持するためにも、食べないといけません。
そのためにも夏場は胃腸を整えることが一番大切です。
適度な水分の補給も必要ですが、あまりに冷たいものばかり飲んだり食べたりも注意が必要です。
また今年も酷暑になりそうですが、夏場の養生としての「胃腸にご注意を!」を忘れないように、元気に夏場を乗り切ってください。
               皇漢堂

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PTSD

水曜日, 4月 13th, 2011

東京に住む親友が、仙台に出張中に震災に遭いました。
翌日の朝六時、ホテルのロビーに大勢の人たちと避難しているとのメール連絡をもらってから5日間まったく連絡不能となりました。
そして5日後に、やっとメールが来ました。そのメールの内容は、「無事に東京へ戻る事が出来ました。
暫く仙台にいましたので、メールの返信が出来ませんでした。11日仙台市内で被災に遭いました。ライフラインが全て止まり、交通も遮断、ホテルの部屋は一切使用出来ず、宿泊客はロビーが避難所になりました。約200人位の方達で、歩く場所も無いほどです。最初の3日間は、ゆで卵一個、水はペットボトル一本だけ。私は糖尿を抱えていましたので、食料が無いことで低血糖になり角砂糖を頂いて飢えと低血糖を凌ぎましたが、翌日も2回低血糖状態に陥り、地震で死ぬのかと思ったのですが、低血糖になった時は、本当にもう駄目だと思いました。食べる物、飲み水も一切無く、じっとする他ありません。このままでは本当に死んでしまうのではと、同じ被災されている方達から東京へタクシーで帰りましょうとお誘いを頂きました。情報も全く無いところで、タクシーの運転手に交渉してもらったり、タクシー会社も福島県以南行ってはいけないという事になっていたらしいのですが、埼玉県まで行ってもらいました。埼玉からは電車を乗り継ぎ昨日戻る事が出来ました。身体がおかしいので行きつけの総合病院で診て貰いましたが、糖尿は大丈夫だから、心療内科に行くように言われ、診察をしたところPTSDと診断されました。未だに左右の目の見え方が違い、身体が、ず~っと揺れています。」、   PTSDとは、「心的外傷後ストレス障害」と言われるものです。

親友のように実際に震災の真っただ中を体験していない軽い震度の地区の人たちの中にも、今回の横揺れはめまいと勘違いし、そしてその後、震災のニュースを毎日のように見せつけられたストレスと相まって、同様に身体の揺れが止まらなくなった患者さんの相談を受けます。なかなかトラウマが消えることはありません。少しでも気持ちを他に向けられるようにアドバイスできたらと思います。        皇漢堂

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